初夏の京都 2014/6/14
jpeg 【元・立誠小学校】
今週はいろいろと大変な一週間でした。もうへとへとです。休みはもうどこへも行きたくない。
なんて言っていたらあっという間に1年が過ぎてしまうのです。それではいかんでしょ。
というわけで、久しぶりに京都散歩です。梅雨の合間の曇り日。ま、お散歩にはちょうどよい気温ですね。
阪急電車を河原町(四条)で降りて三条まで上がります。途中、先斗町(ぽんとちょう)には こんな小学校の校舎が残されていました。1928年製。設計は京都市営繕課ということになっていまが、 それがすばらしいセンスなのです。実はかなり著名な設計者が絡んでいそうですね。武田五一さんっぽくないですか? 違うかな。玄関がアーチやしなぁ。でもそこがとってもいい!
jpeg 【元・立誠小学校】
中も入れます。そのまんま残ってるやん。すごい。
jpeg 【先斗町歌舞練場】
先斗町歌舞練場は1927年製。木村得三郎さんという方の設計らしいです。 スクラッチタイルにいろんなテラコッタが施されています。 驚くのはこんなレトロなたてものなのに立派な鬼瓦があることです。写真右の玄関中央にあります。 京都やなぁ。
jpeg 【AVOCADO】
三条までやってきました。安藤忠雄さん設計の建物にあるメキシカン「アボカド」さんで ランチです。高瀬川の水面とほぼ同じ高さのテラスでゆったりとお食事できます。 この時期、増水したら怖いなぁ、などといらん心配しながら。でもさすがに安藤さんの設計。 こんな角度で京都を見ながらゆっくりと食事できるんですよ。他にはない大胆さですね。 メニューは店名のとおりアボカドを多用したメキシコ料理です。3種類の辛そうなスパイスが並びます。 ハバネロのソースをかけてみましたが、驚くほど辛くなくって驚きました。
jpeg 【叡電】
出町柳から叡電(えいでん)に乗ります。この電車は嵐電(らいでん)とならんで レトロですばらしい京都のローカル電車です。1922年からやっているそうです。
jpeg 【詩仙堂】
そういうわけで、今日のお散歩は洛北を散策です。叡電を一乗寺駅で降りてしばらく歩くと 詩仙堂はあります。前回は2011.12.10にブログが残っていますので二年半ぶりですかね。 初夏は初めてです。
jpeg 【詩仙堂】
ここのお庭は本当に美しい。こうやって座っていると悟りが開けそうです。 暑くも寒くもない気温。こうやってゆっくりとお庭を眺めることができました。
【詩仙堂】
お庭には立派な獅子脅しがあります。この音を聞きながらお庭を眺めるわけです。 動画を見てください。でも最後の「カッ!」という音の響きがちょっとない!残念。
jpeg 【洛北】
詩仙堂から15分ぐらい歩きます。ま、坂が多いのでそれなりにしんどいです。 修学院が近いのでとても高貴な古いお家がたくさんありますね。 ディープ京都を堪能できるお散歩コースでした。
jpeg 【曼殊院門跡】
曼殊院門跡へやってきました。ここも皇室一門の施設です。 門跡とは門の跡ではありません。皇族・貴族が住職を務める特定の寺院という意味。
先ずはこんな広い玄関から始まります。
jpeg 【曼殊院門跡】
枯山水の立派なお庭があるのですが、建物間の坪庭にもこんな枯山水があります。 きっと若いお坊さんが管理をまかされているのか、写真右下にお茶目な石を発見。
jpeg 【曼殊院門跡】
小さな石を組み合わせた亀がいました。かわいい!
jpeg 【曼殊院門跡】
「富士の間」には富士山の釘隠しがありました。
jpeg 【曼殊院門跡】
なんじゃもんじゃの木もあります。
jpeg 【赤山禅院】
曼殊院門跡から15分ぐらい更に北へあがると赤山禅院(せきざんぜんいん)があります。 比叡山延暦寺で「千日回峰行」のコンプリーターが住職であられるとのことです。 ぴんと来ませんが、とてもくらいの高いお坊さんが勤められているということでしょう。 Wikipediaを見ると、修学院地区のここでは皇族行事も行える位のお坊さんということのようです。
写真の山門からしてとても風格のある山寺感満載。ディープ京都感も満載。
jpeg 【赤山禅院】
本堂の屋根真ん中に赤いお猿が鎮座しています。
jpeg 【赤山禅院】
拡大。
猿は京都御所にある猿ヶ辻の「猿」と向き合っており、都に邪気が入らぬよう護ってくれているそうです。 とはいうものの、愛嬌満載の可愛いお猿さん。
jpeg 【赤山禅院】
もうひとつ、豆知識です。これは覚えておいた方が良いので備忘録です。 ま、楽しい話ではないのですが、お葬式に行くときには数珠を持っていきますよね。 これ、もし切れたり壊れたりしたらどうしますか?ゴミとして捨てるなんて滅相もないですよね。 11月23日にこのお寺へ持ってくると供養してもらえます。 境内にはこんな大きな数珠もあってここをクグるとご利益を授かれるのです。
jpeg 【赤山禅院】
こんなレトロな消防車が雨ざらしで置かれていました。たぶん明治時代のそれでしょう。 さすが888年からの歴史あるお寺ですからこの程度のものは珍しくもないのかも。 ですが、そろそろ風雨のあたらないところで保管してほしいなぁ。もったいないです。
jpeg 【赤山禅院】
梅雨に入った6月。人間はうっとうしい季節ですが、苔たちは一番幸せな季節なのでしょう。 まさに新緑の苔。美しいです。これが京都。
jpeg 【洛北】
更に北へあがります。なんというか、手付かずの京都が残っている地区というか、 観光化されていないというか、すれていないというか。ま、我々が散歩している時点で 観光化されているのかもしれませんが!?
jpeg 【叡電】
叡電の踏切。叡電って平日より休日の方が昼間の本数が多いんです。 やっぱり観光地ではありますな。一両or二両の可愛いワンマン電車です。
jpeg 【高野川】
踏切のあと、すぐに高野川を渡ります。川沿いに国道367がありまして、大原のすぐ近くまで来ています。
jpeg 【蓮華寺】
川を渡ってすぐのところに蓮華寺(れんげじ)はありました。境内の新緑と 木漏れ日がとても印象的。
jpeg 【蓮華寺】
書院からのお庭。 今日行った寺院の池にはどこも錦鯉ではなくって黒い普通の鯉が泳いでいました。 あえて黒い鯉なんでしょうね。きっと。
jpeg 【三宅八幡駅】
というわけでそろそろ帰らないとね。叡電本線の三宅八幡駅が蓮華寺の最寄りです。 一乗寺駅で降りてお散歩開始。北へあがって3駅先のこの駅で折り返しでした。あと一駅先まで 行くともう叡電本線終点の八瀬比叡山口駅です。
jpeg 【出町柳】
出町柳は賀茂川と高野川の合流地点。この沈下橋をわたらないとね。
jpeg 【鴨川】
鴨川でビール休憩して今日もおしまい。いいなぁ、京都。何回来ても新鮮です。
ワールドカップ初戦は負けちゃいましたねー。でも本田選手のシュートはかっこ良かったよ。 それにしてもあのドログバ選手が出てきたあとの空気はすごかった。世界は広い。
jpeg 【TopGear】
わーい。今日は父の日。息子がTopGearの最新現地本を買ってきてくれました。 TopGearは大好きなBBCのクルマ番組。すんげ、最新のBoxsterGTS載っているしー!

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