九州旅行2001 2001/10/07〜09
jpeg JR西日本のTVコマーシャルでレールスター(新幹線の700系を2×2シートにグレードアップし、ひかり料金で乗れるようにした車両)で秋休みってのをやってますが、それにつられて我が家も『レールスターで秋休み』をやってみることになりました。九州旅行は幾度となく行っていますが、クルマ+キャンプってのが定番であり、新幹線を使った旅は息子にとっても初めてです。また、来年から小学生になるので無料で乗れる今年に実行しておく必要(?)もありました。ではでは、例のごとく写真ばかりで重たいですが、ブロードバンド時代ということでお付き合いください。
jpeg 朝9時前新大阪発のレールスターです。朝食は新幹線出張の定番である杵屋@新大阪ホームでさぬきうどんを食べました。久しぶりに美味しかったです。 レールスターは2×2シートで、2人だとゆったりとしていいのですが、座席のない幼児同伴だと大変でした。真中のアームレストが跳ね上げられず、3人並んですわることができません。通常の2×3の2だとアームレストを跳ね上げて楽に3人座れるのに!レールスターの落とし穴でした。これから息子はアームレストの上にまたいだまま3時間の列車の旅です。
jpeg ゲームボーイのおかげですんなり博多に到着。先ずはホテルへ行って荷物をあづけてから大宰府天満宮へお参りです。博多の定番でしょう!?宮前の土産屋街のせんべい屋に土日限定というしめりせんべいを売っていました。見た目は串刺しの焼き鳥状態ですが、味はしっとりとしたジューシーなおかきです。お餅のしょうゆ焼きの外側の美味しい部分だけを固めたような味です。一口食べた瞬間、舌のセンサーから美味しい信号が発信され、脳からはビールを買え指令が出ました。早々、指令に従いました。境内では休日ということもあり、多くの人々でにぎわっていました。日がよかったのか、赤ちゃんのお宮参りをされる家族もちらほら見られました。ここで初参りなんて賢くなりそうです。うちの息子も東大に合格するようお祈りしました。(うそです)
jpeg お参りをすませ、のんびりしたあと博多のダウンタウン『天神』へ出ることにしました。西鉄で行きます。 さてと、先ずは市内観光です。街へ出るといきなり大きな音楽を流して人だかりができていました。なにやらイベントをやっている様子です。覗き込むと大人数でのダンスコンテストみたいなのをやっていました。ちょうど見たときは中学生ぐらいの女の子ばかり100人ぐらいでのそれでした。この日はこのイベントに参加された方々が仮装したまま歩いていました。変な鼻とひげを顔に書いた人が歩いていたりして。きっと息子は博多の第一印象になったに違い有りません。
jpeg 駅前には三越や大丸といった百貨店が幅を利かせています。百貨店にはビトンやエルメスといった有名テナントが軒を連ね、ビルの合間はオープンカフェのテーブルが並び、しゃれた雰囲気な街並みです。そんなおしゃれな街なのに若者から聞こえてくる声は『なんばしとっと』みたいな九州弁でした。確かにここは九州であることが確認できました。大阪弁の語尾は「やん」ですが、これを「と」にすると九州弁になります(?)。当然、我が家でも「やんと変換」をかけて九州弁を堪能しました。
jpeg  大丸の前のベンチで一心不乱にベーブレードを組み立てている少年を発見!ベイブレードとは21世紀型のベイごまで、全国的に少年の間でブレイクしています。大阪ではどこへ行っても売りきれで入手困難です。うちの息子も入手できず、探し回っているレアなおもちゃです。早々に少年に伺いました。それ、「どこでうっとっと?」。すると答えは「あっちの地下と」(九州弁はあとから想像にて変換しています。ほんとうにそういう言葉であったかは覚えていません)。え?それだけの情報で右も左もわからない我々にどうしろというのじゃ!やっぱベイブレードのことは忘れてラーメンでも食べに行こうか!でも、息子はもうベイブレードサーチモードです。ま、ちょっと行ってみるか。あっちの地下へ。 2ブロックほど「あっち」へ行って地下に潜りました。がーん。すごい長細い地下街ですたい。対岸の壁が霞んでみえないほど長い地下街でした。えっと、おもちゃおもちゃ。と、案内図を探してみますと、1件だけちいさなおもちゃ屋を発見。行ってみることに。いいかげんイヤになるほど地下街を歩いて行ったそこに...ありました!ベイブレードが!おおお!福岡では流通しているのだ!さっそく2個ゲット!息子はもうご機嫌だったことは言うまでもありません。
jpeg  夕食はどうしよう、ってことで天神の屋台をみに行くことにしました。が、もひとつだったし、明日は有名な中州へいくので今日はパス。地元の居酒屋へ行くことにしました。「ぬくぬく屋」というこのお店は地物メニューもあり、比較的安価で味はGOOD!。というわけでお店はとても繁昌していました。うちが食事をしている間にも何組も満席で断られていました。早い時間に行って良かったね〜。息子はデザートで3色シャーベットを頼みましたが、そこにはプリンのサービスも!
jpeg  天神からちょっと西鉄へ乗って南福岡駅へ。そこから徒歩3分にあるビジネスホテル「エルカーサ南福岡」さんにお世話になりました。休日のビジホは普通安いですが、ここはいつでもツインが5900円/室でした。部屋も十分な広さと清潔性で、ロビーにはインターネット端末もあって、更に朝食もついているので安い!JRへも西鉄へも徒歩で行けるロケーションは便利ですし。おすすめです。なぜここを選んだかというと、yahooで「ビジネスホテル 福岡」で検索したら2件のヒットでした。ここが1件目だったので電話したらOKだったからです。
jpeg  2日目は海ノ中道にあるマリンワールドhttp://www.marine-world.co.jp/へ。イルカやあしかのショーがあったり大きな水槽がある近代的な水族館です。最近できたこともあり、広くて綺麗なところでした。ショーの内容は他のそれと大差ありませんが、客席からの眺望が最高です。プールをはさんで博多湾が一望できます。博多港や「ももち」の街が対岸に見えます。行き交う船を見ながらのマリンショーは退屈させませんでした。お天気がいまいちだったので写真はうまくとれませんでしたが、晴天だともっとすばらしいでしょう。
jpeg  マリンワールドを後に、高速船http://www.nnr.co.jp/nnr/leisure/uminaka/で「ももち」まで15分のクルージングです。船は穏やかな博多湾を豪快に滑ってゆきます。ももちのビル郡がだんだん近づいてきます。海からみるそれはさながらマンハッタンのようでした!?(ガイドブック「るるぶ福岡」より)。到着した桟橋「シーサイドももち」にはレストランやショップが海上にならび、ここはサンフランシスコのピア39のようでした(オリジナル所感)。ちょうど昼食時間だったのでピアにあるオーシャンビューなバイキングレストランで昼食です。お食事の内容は...もひとつ。でも、テーブルからの眺望はこれまた最高によかったです。博多湾をさっきとは反対側から眺めることができました。1500円/一人です。宿泊中のホテルが朝食付で5900円/室、つまり2000円弱/一人と考えると高い〜(ホテル安すぎ)。
jpeg ピアをわたりきるとマンハッタンのビル郡に突入です。シンボルでもある福岡タワーに登りました。ここの眺めも晴天なら博多湾や博多の街を一望できるすばらしいところだと思います。残念ながら天気いまいちで、近くしかみられませんでしたが。タワーといえばコレクションしている観光地メダル(観光地の自動販売機でよく売っている金色のメダルで、必ず横に思い出刻印機(?)が併設されている。集めています。(^^))を探しました。ないない。タワーなのにない...。と、思ったら、帰りのエレベータ乗り場寸前に発見!ラッキーいちまい増えた!!(そのうちこのメダルを集めたホームページ立ち上げ予定。ご期待ください。(って、だれも期待してくれないか...。))
jpeg  ここはマンハッタンだし、高いところにいると飛行機が怖かったので、早々に降下。下界では地元RKBラジオが50周年記念イベントをやってました。ステージではたぶん素人もしくはローカルなフォークミュージシャンがコンサートみたいなのをやっていました。目指せ海援隊!  福岡というと、ラーメンでも明太子でもありません。倭の奴国の金印です。だって国宝なんですから。有名な一蘭のラーメンも教科書には載っていません。だって国宝じゃないですから。というわけで、あの卑弥呼さんも使った国宝「金印」をみるべく、福岡博物館へ。タワーから徒歩5分ぐらいです。市制100周年記念施設だけあって、とっても大きく立派なミュージアムでした。展示施設は昔(縄文)から近代(昭和初期)までの福岡の歴史をマルチメディアや、実際の出土品から説明してあります。復元された土器の中には、出土品の破片が50%ぐらいであとは現在の粘土でもって再現されているんですが、ほんまにこの破片はここのこの部分か!?みたいなツッコミをいれながらだんだん時代をさかのぼっていきます。すると途中に、ありました!きんいん!博物館であるがために決して華美にならぬよう、整然と陳列された出土品の中に、唯一、黄金の輝きを放つそれは....。ちっこい。こんなにちっこいの。ちょうどグリコのキャラメルの300米分(一粒)がハンコの部分で、その上にちっこい牛(?)がのっかっているはんこでした。しかも傷もあるし、それほどぴかぴかしてるわけでもなし。そういえばグリコは最近ハート型になったって知ってます?立方体ではなくなったんですよ。ひょっとしたらハート型のハンコを想像された方もいるのでは!?いないか。脱線しました。写真を撮りたかったんですが、撮影禁止だったのでありません。
jpeg 西鉄に乗って、今度は中州へ。駅からいかがわしいエリアを抜けて川沿いの屋台が並ぶ堤防へやってきました。屋台ではてんぷらやら小料理?やらの店が並んでいますが、博多にきて未だラーメンを食べていないのでここではラーメンを食べることに。ちょうど、屋台なのに並び客ができている長浜ラーメンの店がありましたので、ここでならびました。細麺にトンコツスープといういかにもという味でしたが、これも美味しくいただきました。食後、しばらく川を眺めてからホテルへ。もう9時をまわっていました。
jpeg 3日目の朝は寝坊してしまいました。気がつくと8:30!朝食が9時までと聞いているのでおお慌てで支度です。なんとここのホテルのフリー朝食は和食もありました。重箱弁当状態で、べつにお味噌汁もついていました。  さて、本日はとりあえず天神へ出ます。そして未だ見ぬ博多の山笠の実物を見に???神社へ。駅を降りると雨が降っていましたのでタクシーに乗りました。歩いても15分ぐらいだとは思いますが。このタクシーが超ランボー運転でびびりました。ちびってはいません。がんがんシフトチェンジしながら神社までぶっ飛んでいきました。近すぎて怒ったのかな!?  小雨の中、とても立派な山笠を見ることができました。
jpeg 派手やかな色彩の中に、中国雑技団のような演技をする男を模った人形がへばりついています。九州男児を思わせるそれはとても迫力がありました。神社の裏口から境内を抜けると、長いエスカレータがあります。ここから長い歩道橋で「キャナルシティ」という新しいショッピングモールへ抜けることができます。そこは楕円形をした大きな建物で、数々の小売店舗やホテル、映画館が並ぶ大規模なそれでした。中には九州でもっとも旨いとされる「一蘭」というラーメン屋があります。昼食はそこでとることに。入ると店員すら見えないようにのれんで間仕切られ、この店特有のシステムで追加注文等を行うことができます。これはすべてお客が味に集中できることを目的に実施されているそうです。お味は...確かにうまい。替え玉まで一気でした。もちろんとんこつスープであり、秘伝の出汁が決めてです。システムはこんな感じです。  テーブルに座るとアンケート用紙みたいのを渡され、それに自分の好みをマークしていきます。それにあわせたラーメンがでてくるのです!ねぎの種類とか麺の種類とか固さとか出汁の辛さとかいろいろと。席には回転すしのお茶を汲むうような蛇口がカウンターの各席にあり、そこで水を好きなだけ汲みます。また、それぞれの席に店員さんを呼び出すボタンがあり、用があるときはそれを押します。追加注文したいときはお箸の袋にメニューがあるので、ほしいものをマークして、お金とともにこのボタン上に置けばOKです。
jpeg 昼食後は、小倉まで快速で一時間の列車の旅をしました。北九州市にあるスペースワールドというテーマパークに行くためです。子供はちょうど良いお昼ねタイムでした。スペースワールド駅につくと雨が轟々とふり、風もつよくとてもテーマパーク鑑賞どころではありません。ま、ちょっとまってればじきに止むでしょ!?なんて甘かった。全然止まないです。ようし、強行突破だ!駅からスペースワールドまでの約500mを子供肩車&で傘をさして出陣しました。おかげで子供は大雨にもかかわらず、ほとんどぬれていません。が、親はベタベタでしたっ!  早速売店で子供用雨合羽を買って(¥350)ステージを見学に。ちょうどビンゴゲームが始まったところでした。すでに10個ぐらい番号が発表された後でしたが、係りのお姉さんが息子につきっきりで面倒みてくださいました。おかげで1番にリーチ(お客は全体で5組ぐらい)しました!でも結果はノービンゴ。とほほ。参加賞のぺろぺろキャンデーをいただきました。さて、外は相変わらず大雨ですが、合羽もあるしスペースシャトルを見に行こう!さすがに実物(大)はでかいです。忘れていた男心をゾクっとさせるものがあります。晴れた休日ならカウントダウンショー等もあるらしいのですが、この大雨だとそれもありません。ただ見るだけです。下から見たので今度は隣接される観覧車で上から眺めることにします。この雨で動いている乗り物も観覧車ぐらいですから乗らないわけにはいきません。  テーマパークですからそれなりの勉強もして帰らないといけません。展示館では宇宙船の歴史やらスペースキャンプと題した宇宙飛行士訓練体験施設みたいなのがあって、それらを見学しました。大雨の平日とあって、お客はだれもいませんでした。そういうわけで、新人の説明員みたいなヒトが教官みたいなヒトにチェックされながら展示物の説明練習をされていました。おもわず横で聞き入ってしまいました。結構勉強になりましたよ。スペースシャトルのオービターは宇宙に出るとどうして地球に背を向けて荷物室のハッチを全開にするのかとか。
jpeg そうこうしているうちに2回目のショーが始まる時間になりました。よって、また大雨の中を歩いてステージへ。なんとお客は...他に誰もいませんでした。つまり子供はウチの息子一人。開演時間になってきぐるみの人達がいっぱいでてきて、みんなで息子の周りを囲んでしまいました。たった一人のためにいろいろな踊りやら歌やらを....。ステージではなくて客席で息子を取り囲んでです。息子はなんだか照れくさいやらうれしいやらで硬直していましたけど。ステージの内容はハロウィーンのお話でした。飴玉やらなんやらいろいろ貰って、とっても貴重な経験をさせていただきました。
jpeg  帰りの新幹線では駅弁夕食です。福岡名産のお弁当を3っつも買いこんでレールスターで帰宅の途に。大雨だったけど、とっても濃くて楽しい旅でした!次は秋の紅葉旅行かな!?

←Return HOME