アブ・シンベルとアスワンでのんびりファルーカ,そしてナイルエクスプレス 2012/1/1〜2

jpeg【謹賀新年】
2013年1月1日。今日は元旦。朝、2:30に起きてアブシンベル神殿へ向かいます。アスワンからアブシンベルへは約300kmのドライブです。 道中はずっと砂漠なので安全のため、クルマは団体行動をします。100台ぐらい?のコンボを組んで、みんなで走っていくのです。途中、検問などもあって、 ちゃんと出発したクルマが到着しているかが確認されます。というわけで、そのコンボに同行するには朝2:30なのです。昨夜はガラディナーでワイン2本あけ、たった1.5時間の睡眠で、またクルマに揺られます。もちろんクルマはワンボックスカー。超ヘビーな元旦です。途中、砂漠の地平線から上る初日の出が見られたことが救いです。
jpeg【アブシンベル神殿】
わ、きたーっ!早起きは3ポンドの得!でかい!相変わらず期待を裏切らないエジプトの遺跡です。
jpeg【アブシンベル神殿】
これ、世界遺産第1号です。ダムに沈むこの遺跡を救うための費用調達が後に世界遺産という制度になったそうですよ。すげー。よく見るとすべてブロック状に加工された跡があります。山ごと細切れにして移動したんですね。すごい!
jpeg【アブシンベル神殿】
お隣には愛妃に捧げた小神殿があります。奥さんのそれやのに王が多いねぇ。
jpeg【アスワンのホテル】
アスワンのホテルへ戻ってきました。アブシンベルは片道3時間でも行く価値あり。しかも早朝なので道中寝られますから割と楽かも。ホテルへ戻って朝飯?です。年越しそば。久しぶりの和食だよ〜。うま。
jpeg【のんびりファルーカ】
ファルーカとはヨット(キャット・リグ)です。結構おおきめ、30フィートぐらいのヨットを一人で艤装からなにからすべてやってくれます。あまりにも大変そうなので手伝おうか?って効いたらノーサンキューと。でもセンターボードを下ろすときはさすがにちょっと手伝いました。さすがに無理ね。28歳のアハメッドさん。超かっこいいヨットマンです。白いシャツが似合うねぇ。
※これまでに出会ったエジプシャンはみんなアハメッドかモハメッドなんですけど。
jpeg【のんびりファルーカ】
約90分間でアスワンの中之島をぐるっと回ってくれます。割と川幅が狭い箇所でもタッキングしながら上ったり下ったり。
【のんびりファルーカ(動画)】
狭いところでは2度ほどヒットも。
jpeg【のんびりファルーカ】
結構な腕前とお見受けしました。岸から見ているときはきっと観光用なのでモーターで....と思っていたけど、そんなことありませんでした。100%風力でした。恐れ入りました。
jpeg【アスワンのスーク】
アスワンのスークをプラプラ。パピルス屋さん。えらい息子が気に入られてまた来いとかいろいろといわれていました。
jpeg【アスワンのモスク】
パピルス屋のオヤジが近くのモスクに入れてくれました。数人の方がお祈りされていました。エジプシャンは利害関係がないととても良い奴なんですけどね。利害関係があると目の色変わるからね。ま、生活のためなんだからしゃーないですが。
jpeg【ホテル飯】
今日は早朝からアブシンベル神殿へ行って、ファルーカ乗ってスーク行って。濃いかったねぇ。夕食はホテル。このホテルのレストランはナイルを眺めるテラス席。夜はちょっと寒いけど、夜にナイルを行き交う船や対岸のホテル・モーベンピックを眺めながらまったりできます。
良い元旦だったな。お休みなさい。
jpeg【イシス神殿】
1月2日。もう何日目かわからん。今日は朝から中之島にあるイシス神殿へ行きます。世界遺産の嵐ですな。イシス神殿へ行くのも結構体力が必要です。まず、ホテルを出て、タクシー雇って船着き場へ。(タクシーはそこで2時間待たす。)そして神殿の入場料を払って桟橋へ。で、桟橋でまた船のタクシーを雇うのです。もうお金の交渉ばっかり。朝から疲れるわー。で、神殿で、船のオヤジを1.5時間待たして観光。誰かトータルでシステム化してくれー。
というか、ほんならぜんぶついてるツアーで行けってか。それは無理やから諦めよ。
jpeg【イシス神殿】
おお、来た。ここもダムを逃れて移設された系。これはキオスクです。でもフリスクや新聞は売っていません。ルクソールとはちょっと違ったイメージの絵がたくさんありました。キリスト教にも影響を与えたとのこと。壁画は一部削られて十字架に書き換えられた箇所もありました。この数千年の間にいろいろあったんやろうなぁ。私たちが生きているたった数十年でもいろいろあるもんなぁ。妙に納得。
jpeg【イシス神殿】
こう、一緒に写真とってチップ要求するおじさんはどこにでも居るけどどんな立場な人なんでしょう?ここ、出入り自由でもないし、入るには船のらなあかんし。きっと遺跡の監視員なんだけど、ちょっとしたことでチップを稼いでいるのかな?ま、子供じゃないからぜんぜん許すけどね。とても味のあるオヤジだったし。メタルインドカレーみたいやし。ああ、ここはエジプトやけど。
jpeg【イシス神殿】
だんだん飽きて悪ふざけする息子。ちゃんと見なさい。
【イシス神殿(動画)】
帰りのボート。約1.5時間待っていてくれました。
jpeg【イシスホテル】
ランチ。もう冒険無理モードで昼食までホテルのテラス。しかもクラブサンド。だいぶん疲れが出て来たころです。
jpeg【スーク】
旅行も後半戦なのでお土産やさん回りがメインになってきます。鳩は食えんしなぁ。
jpeg【スーク】
砂アートなお店。我々が持っているガイド(aruco)にこの砂アートが載っているのかと聞いてくるので探してあげたけどなし。仕事替えた方がいいんじゃない?なんて冗談言っていっていると落ち込んでました。ま、俺たちが見てやるよ。ほう、すごい!うまいねぇ。へー。これ買ってやるよ。いくら?え、60ポンド?無理。10ポンドね。嫌なら職業替えたら?なんて冗談が通じる店員でした。皆さん、買ってあげてください。
※後記:arucoに載ってた!すまぬ、転職しなくて大丈夫!!
jpeg【アスワン駅前】
駅前のカフェで休憩。エジプトでコーヒーといえばターキッシュ。粉をドリップせずにそのまま入れてあるので、沈殿させてから上澄みを飲む感じ。でも甘くっておいしい!
【スーク(動画)】
エジプシャン衣装屋につかまってコスプレさせられる息子。どれもとても良いエジプト綿だそうです。一式600ポンドから120ポンドへ値切って購入。きっと120ポンドでも高いんやろなぁ。でも丁寧に頭の巻き方を教えてくれました。
jpeg【ナイルエクスプレス】
今夜でアスワンもおしまい。これから夜行寝台特急でカイロを目指します。イェイ!
jpeg【コンパートメント】
息子はこの部屋を独占!贅沢やなぁ。
jpeg【オベリスクワイン】
ははははは、今夜のためにこのワインをアスワンのキオスクで調達済みなのさ。ははははは。これ、実はこの旅行で4本目。これしかないもん。 アスワンのお菓子やジュースを売っている売店でワインある?って聞いたらあるんだなぁ。表に出してないので闇酒なのかな。でもこれしかない。ホテルでもこれしかないし。年越しのホテルでは2本目頼んだとき、別のワインを頼んだのに出てきたのはこれでした。結局これしかないんやな。
※カイロのホテルでは違うのが出てきました。
jpeg【ナイルエクスプレス】
おお、うまっっそ。白飯がうれしい!だって塩こぶ持ってるもんねー。これとワインで楽しい列車の旅でした。
jpeg【ナイルエクスプレス】
このお兄さんがベッドメークしてくれます。ありがとう!部屋にトイレはないけど洗面台やら電源はあります。インドの寝台と比べたら虫も居ないしとても快適。そうそう、トイレットペーパーをホテルから持って出ることを推奨します。私はそれでかなり救われました。
jpeg【ナイルエクスプレス】
というわけでおやすみなさい。朝の9時頃カイロに着きます。

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